ワインが汚染されててまずいとき、何が原因なの?
シニアソムリエ・クボイツヨシさんが素晴らしい記事を書かれていたのでご紹介。
ブショネ、つまりTCAというコルク由来の物質によってワインが汚染されている、その原因について丁寧に書かれています。
知らなかったんですが、ワインのコルクだけでなくカーヴ自体が汚染されている場合もあるとか。
あと、TCAはバクテリア+塩素系漂白剤によって発生するんですよね。
ブショネの割り合いは、ほぼわからない軽度なもの含めると100本のうち3本から5本。
そんなに発生してないよ、という人はたぶん見逃してます。とは言え、私もそんなに気づけないです。
わりと、アレこれって……? って思うことありますが、気にせず飲んじゃうこともありますね。
あと、還元臭や個性的な品種のミネラルと勘違いしたり。
店によってはブショネのワインは交換してくれるので、ブショネの味とその由来や原因など知っておいて損はないです。
神の雫、めちゃくちゃエシェゾーが登場する
亜樹直先生の名作「神の雫」。日本一著名なワイン評論家の息子として生まれたのに、反抗期を引きずったまま大人になりワインを飲まず育った主人公とワインの出会いの物語です。
面白い上に、ワインエキスパートの勉強に役立ちました。
世界中のワイン産地が登場して、実際に主人公たちが足を運んだりするために、その土地の勉強をしながら読むと地名やワインの名前がスラスラ覚えられます。
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ソムリエ試験論述に登場してた
・今さら聞けない!日本ワインと国産ワインの違いとは?
http://iewine.jp/article/3400
こちらの記事、家ワインさまで書かせていただきました。
呼称資格認定試験の直前にアップされたものですが、読者さんはソムリエ試験論述に登場した設問に答えられましたよね。
家ワインさまではトレンドのワインネタが多くアップされます。
これから呼称資格認定試験を取りたい人は、サイトをチェックすると合格への近道になるかもしれません。
また、現在呼称資格を持っている人は、お客さまへワインを提供する際に必要なネタが豊富ですよ。
というわけで、ぜひぜひ。
ワインエキスパート合格!無臭生活を心がけました。
ワインエキスパートに合格しました。
昨年、悔しながらも二次のみ受験できず涙をのみました。
それから1年。
ゆるーくトレーニングしつつも、当日はコメントにかなり自信があるほどの手応え。
特にガメイに関してはパーフェクトだったと思います。ワイン会でガメイの飲み比べをしたことがあったので。
ミュスカデは別のものと間違えましたが、コメントには自信あり。マルベックも然り。
ソーヴィニヨン・ブランは非常にわかりやすかった。
というわけで、二次の勉強についてちょっとだけまとめます。
①たくさん飲めないので、まずは赤か白か泡で好きなものを選ぶ。その中でたくさんの品種を飲んでテイスティングコメントをノートにまとめる。香りは試験に出る選択肢を見ながら選ぶ。
②わからない香りはハーブやスパイスなど実際に手に入れて嗅ぎ、覚える。
③ブラインドテイスティングをする。ワイン会でもいいし、自宅でも。
④似た品種を飲み比べて違いを覚えて書き留める。
⑤テイスティングを楽しむ。
④がちょっとできていませんでしたが、他は心がけました。
私は泡ワインが特に好きなので、そればっかりひたすら飲んで品種当てごっこを繰り返し書き留めました。なので白のほうが得意です。赤ワインについては、ワイン会でよく出てきたのでその記憶と自宅でたまに開ける良質な赤の味を覚えるようにしました。カリフォルニアのピノとかボルドーのカベルネ、メルローとか。マイナー品種もちらほら。こちらは仕事で。
あと、ちょっとしたことですが基本的には生活に「無臭」を心がけました。
洗剤、歯磨き粉、シャンプー、ヘアワックス、化粧品、台所洗剤、消臭剤。
少し匂いがあるものでもアフターが長くなく、自然の香りですぐ消えるものを使用しています。
タバコも昨年の試験3ヶ月前に辞めて今も禁煙継続中です。
やっぱりどうしても香りが邪魔するとワインの繊細な香りはわからなくなりがちです。
デパブラの良い香りの化粧品とか好きですし、香水も元々大好き。でもワインのために我慢。今はそれが我慢でなくなりました。
ただしどうしてもやめられないものが……。ミントタブレットです。これだけは仕事の集中力に欠かせず、最後まで辞めることができず。辞めたらもっと能力があがるかもしれません。
これに加えて食事。
旨味調味料、非常に美味しいですがほぼ使いませんでした。使う場合は無添加と書かれたものを少量。コンビニごはんはごくごく稀。あと血流が滞ると味覚もにぶくなると感じたので、軽く糖質制限もしていました。糖質を以前の半分にした程度ですが、香りがクリアになります。鼻腔の血流がよくなるからでしょうか。
そんな感じで、来年チャレンジされる方は頑張ってみてください。
今年駄目だった人も、また1年頑張れはきっと合格できるはず!
カレーに合いそうなワインと言えば【タイワイン】
灼熱の国であるイメージが強いタイ。
実際に暑いし湿気が多いですが、雨季と乾季に分かれているためワインづくりに適しているそうですよ。
タイワインを飲んでテイスティングしてみました。
カレーとかタンドリーチキンとかに合いそうな気がします。
気になる方はぜひぜひ。
er.com/kozewine/status/903183869024772096https://twitter.com/kozewine/status/903183869024772096
海底熟成ワインを飲んでみました。これはすごい
海底熟成ワインのプロジェクト運営会社社長・青樹英輔さんにインタビューしました。
以下、使われなかった写真と使われた写真など。
20年くらい前の田崎真也さんのコラムには、その頃行われた深い海底での熟成試験では変化なしとの記述があります。
しかし時を経て2010年代。
引き上げられた沈没船の中のワイン。
その熟成度に可能性を感じたワインのプロたちは、次々と海底熟成の新たなるチャレンジに着手していくのです。
つい先日はヴーヴ・クリコが海底熟成3年目のシャンパンの試飲を行っており、地上とは違う熟成の仕方だとレポートしています。
日本で行われたこの海底熟成は7ヶ月。
いったいどんな熟成を経ているのか、そうなる理由は何なのか……。
しっかりと青樹社長にお聞きしたので、気になる方はチェックしてみてください。
海底で7ヶ月熟成させるとどうなる?海底熟成ワインSUBRINAの秘密に迫る | 家ワイン
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ワインの熟成香とかミネラル香、あえてまとめてみた
家ワインさまにて書きましたよ。
熟成香とかミネラル香って言いますよね。
でも実際何なの……? っていう人は多いと思います。
熟成香は第3アロマでしょ! と思ったあなた、素晴らしい。
でも、その中にも実は分類があるんです。
そんなお話なので、ぜひぜひ。
ちなみに、嗅覚の話なので人によって言ってることはバラバラですが、一応ソムリエ協会の本を参考に書きましたよ。