今まで飲んできた酒の量を覚えているか

庶民のワインエキスパートがワインが楽しくなる記事をご紹介します。

ぶどう畑をつくって飼い犬の遊び場にして、そこからワインをつくりたいと思ったら

愛犬のトイプードルがあまりに可愛いし親友だし、けれど寿命はおそらくわたしよりも短いようなので、もしこの子が死んじゃったらどうしようとたまに思うわけです。

 

そんなときふと、もしぶどう畑に隣接したドッグランがあってそこでしょっちゅ遊ばせて、おしっことかうんことかさせてたらトイプーニュアンスのワインができるんじゃないの?? と思って調べたら、

 

世界中のワイナリーには割と高確率でワンコがいるらしいことがわかり、

 

さらに、ワイン・ドッグなるものまであることがわかって未来に希望が射しました。

 

www.nz-wines.co.nz

 

ほとんどの人はぶどうを食べさせていないとは思いますが、ワインドッグたちはワイン用につくられたぶどうの匂いからベストな収穫時期を教えてくれるそうです。すごい…!

 

そこまでできなくても、畑でワンコを走らせて養分に貢献してもらってワインをつくってみたら素敵だなあと思ったわけです。

 

というのも、ブレタノマイセスという獣臭の原因となる酵母がありまして、ほとんどは除去するものの一部のワイン評論家からはブレタノマイセス由来のわずかに感じるニュアンスがワインを個性的に仕上げている、との評価があるために完全に除去したりしない場合やわざと軽く添加する場合もある、という文献を読み、

 

「そう言えば、うちのワンコに似た香りのするワインがあったよね」

 

と思い出したのが、そもそもこの「ぶどう畑でトイプードルを遊ばせたい」と思ったことのきっかけでした。

 

どのワインだったか覚えてはいないものの、赤ワインでミディアムボディ以上、品種はカベルネソービニヨンとかメルロー主体のものだったと思います。

 

そのワインは決して不味くはなく、微かに獣っぽい香りを感じクローブなどのスパイスを同時に感じて美味しなあと思ったことを覚えています。うちの子っぽい匂いがするなあ、と。

 

だから、ドッグランがあってそこにワインをつくるためのぶどうが成っていてワインをつくっていて美味しいかったとしたら、これはもう絶対買うのに、と思ったのです。

 

ただの妄想ですが、やっぱり自分よりも寿命が短い子が亡くなった後、どうやって生きていけばいいのか飼い主のみなさんは途方に暮れていると思うんですよね。

 

ワンコからもらったたくさんの思い出は色褪せないけれど、新しいワンコを飼っても亡くなった子とはやっぱり別の個体なんですよね……。

 

一番は自分と同じくらい長生きしてくれることだと思いますが、それもなかなか難しいので、そんなワインがあればいいな、とちょっと思ってみた次第です。