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今まで飲んできた酒の量を覚えているか

ライター:山路つかさという庶民がワインを飲みます。ワインに関する雑記を書きます。ワインや味に関するコラムを書いているので、その告知もたまにします。

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ざっくりボジョレー・ヌーボー説明してみた。

11月の第3木曜日解禁のボジョレー・ヌーボー。今年は17日解禁だそうで、日照時間に恵まれて果実味豊富な出来なんだとか。

 

www.enoteca.co.jp

ロマネ・コンティとかつくってるブルゴーニュ地方にボジョレー地区はあります。

よくボジョレー・ヌーボーって、そういう名前の銘柄だと思われがちですが、ブルゴーニュ地方の最南にあるボジョレー地区という場所でつくられた新酒(ヌーボー)のことです。ボジョレーには下からボジョレー、ボジョレー・スゥペリュール、ボジョレー・ヴィラージュ、クリュ・デュ・ボジョレーという各があり、そのうちヌーボーをつくってオッケーなのが一番下のボジョレーと下から三番目のボジョレー・ヴィラージュです。

ちなみにロマネ・コンティはブルゴーニュ地方のもっと北のほうにあるコート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネという村にある畑です。

 

 

ボジョレー・ヌーボー、めっちゃ日本に輸入されてる

ガメイというタンニンが少ない品種でつくられていて、なんとボジョレー地区の生産量の1/3がヌーボーです。そんなヌーボーの6割弱が日本に輸入されています。これ、ありえないくらいすごい数なんですよね。

 

参考: 日経ビジネスオンライン

 

ただし近年、輸入量は減ってきていて、その理由は「渋いワイン嫌い」「重いワインも苦手」だという意識が薄れてきているからだとか。

 

ボジョレー・ヌーボーに使われるガメイ種とは

タンニンがすごく少なく、収穫がもっとも早い黒ブドウです。たとえば日本人が大好きなカベルネ・ソーヴィニヨンはタンニンが豊富なので収穫時期も遅く熟成できるワインに使用されることも。

ボジョレー・ヌーボーはさらにそんなガメイに対してマセラシオン・カルボニックという密閉タンクに未破砕の黒ブドウを房ごと豆乳し炭酸ガス気流中に数日置いて色素を抽出するという製法でつくるため、MC法独特な風味であるバナナ香が特徴的です。

 

ただし、あまーくコクのあるバナナじゃなく、青いバナナの香りね。

 

あとはキャンディーの匂いとかイチゴの匂いとかもよく言われます。

 

ボジョレー・ヌーボーはまずい?

まずいまずい言われすぎて売れ残りまくって輸入量が減っちゃう事態ではありますが、実際ペットボトルに入ってたりするAOCボジョレーは、もう見た目でまずそうですよね。あとすっぱい。酸っぱいのはMC法と若いガメイのせいではありますが……。

 

なので、飲みたいなという年にはAOCボジョレー・ヴィラージュのほうをオススメします。ちょっと高くなりますが、AOCボジョレーよりはコクや深みがあります。

 

それでも酸っぱい、ダメだという人は……そもそもガメイが口に合ってない可能性も。

 

食べ物に好みがあるようにワインにも好きな品種と苦手な品種があって当然です。

 

ちなみに、日本人は元来生食用のブドウでつくられた甘めのワインが好きでした。欧米人と味覚が違うのでしょうけど、優しい口触りの甘い呑口のもの。

 

それを考えると薄くてさっぱりして、しかもあんまり甘くないボジョレーは「好き!」っていう人はたぶん甘口が好きじゃなく、かつ渋みのも苦手な人だと思います。

 

■新酒は品種が違うのに同じ味!?

大学生の頃はボジョレー・ヌーボーが好きでした。お祭り騒ぎになりますし、それ用のイベントもたくさん。ソムリエがいるバーのイベントとか、夜通しでボジョレー・ヌーボーを楽しんだりもしました。

 

ただし、あの頃は質より量。そして、ワインよりビール派の人間でした。

 

時を経てイタリアワインにハマり、フランスの高価なワインを飲ませてもらい開眼した後はすっかり新酒を楽しむこともなくなりました。

 

そしてボジョレー・ヌーボー以外の新酒に手を出したあるとき思ったのです。

 

「国も品種も違うのに、ボジョレー・ヌーボーの味がする!!」

 

そうなんです。MC法でつくると、例え違う品種でもバナナ香りがするため同じようなワインになってしまうと気づいたのでした。そのとき飲んだのはヴィーノ・ノヴェッロ。イタリアの新酒です。州はどこだっけ、アブルッツォとかそのあたりなので当然ガメイではありません。

 

というわけなので、とりあえずブルゴーニュ地方のブドウがどんなもんなのか確かめたい人やボジョレー・ヌーボーの味が好きだという人は今年も楽しんでくださいね。わたしは多分ワイン会で出されたら飲むかな、という感じです。