ワイン功労者たちの美味しそうな対談にヨダレが止まらない話
ワイン専門商社エノテカ会長の廣瀬恭久さんと週刊プレイボーイ元編集長の島地勝彦さん、そして写真家の立木義浩さんのワイン対談が、やたら豪勢で美味しそうなんです。わたくし、ついつい夜中にヨダレ垂らしながら読んでました。おなか空いてる夜中に読むもんじゃないですよ、まったく。
廣瀬さんがフランスの老舗超高級レストランであるタイユヴァンにコネがあって、予約が取れないところねじ込んでもらった話とか別世界の話で「ひゃー」って思うようなエピソードが満載ですが、
レストランでは壁際に座るのは男女どちらか、なんていう話や
胃袋だけのあんこう鍋が絶品で、旨いお店が胃袋ばっか貯まったら電話をくれる話や
同じくすっぽんのモモも同じように貯めてくれて店がわざわざ電話をくれることなど、食に対して豪勢だけれど真摯に美味と向き合った結果得た知識ゆえのユーモアある話は“絶品”です。
そして何といってもヤマドリですよ、今回メインの。
島地さんが1本2万円弱もするわさびで食べるとシビマグロよりも絶品だと唸るヤマドリ。それを聞いた廣瀬さんは秘蔵のペトリュスを、と言いながらもピノ・ノワールのほうが合うだろうと70年代のシャンベルタンでいただこうと提案する……そんな話です。
読んでるだけで美味しそうでヨダレが止まらなかったんで、読むなら食後にオススメしますよ! ……とりあえず本日せめて手羽先をピノ・ノワールでいただこうと決意した次第です。
ルモワスネ ジュヴレ・シャンベルタン・1er・ラヴォー・サン・ジャック [1972]750ml
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