今まで飲んできた酒の量を覚えているか

庶民のワインエキスパートがワインが楽しくなる記事をご紹介します。

シャンパンは温度が低すぎるとマズイんです

シャンパンって冷蔵庫で冷やして出してすぐに飲むとまずいってご存知ですか?

サーブする理想の温度は10℃ほど。

冷蔵庫の温度はだいたい7℃とか8℃なので、酸っぱく感じたり苦かったりするんです。

これは高価だろうが関係ないです。低温で飲みたい場合は……カバなら8℃くらいでも美味しいものがあった気がしましたが、やっぱり上げたほうが美味しく感じます。

 

■せっかくのシャンパンがまずかった

先日も、とあるシャンパン(定価1万円ほどのもの)をキンキンで飲んだら、すごく残念な味がしました。

なので、やっていいのかは置いておいて、アイスクーラーに40℃くらいのお湯を張って5分ほど浸けて急激に温度を上げてからいただきました。

 

すると……風味が柔らかくなり、見事に開いて大満足。

 

ただし、この方法、味が壊れてしまう可能性があるのであまりオススメはしません。

もし急激に上げた後はアイスクーラーに氷のみ入れてその上に布巾を置き、その上にシャンパンを置いておくと温度を保つことができます。

 

オススメはやっぱりゆっくり温度を上げること。23℃の室温だと50分で4℃ほど上がるので、冷蔵庫に入れていた場合は25分から30分室温に置いてから飲むのがベストだと思われます。

 

ひみつ道具使ってみた

あとは、ちょっとおもしろい方法ですがクレ・デュ・ヴァンを使ってみたら少し美味しくなりました。これはワインの中のタンニンに反応して、1秒で1年年を取らせるというもの。ポテンシャルが高いワインでないと不味くなってしまいますが、逆にそれが高いワインの場合はびっくりするほど美味しくなります。

 

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ちなみにこのシャンパン、11℃くらいでもまだ開ききっていませんでした。5秒ほどクレ・デュ・ヴァンを浸けたら美味しくなりました。開けるのが早すぎたのかもしれません。

 

■温度気にするのならデイセラー買わないの?

デイセラーくらい買えばいいのにと思われると思います。わたしもそう思いますが。それで、ワインセラー買うぜ! と思ってお世話になっているワイン酒屋さんに聞きに行ったんですよ。ちなみに今は酒専用に200Lの冷蔵庫使っています。

 

そしたら、様々なタイプがあってハーフミラーのワインセラーが保障6ヶ月で2万円前後。収納は18本から32本。でも10年持たないそうです。

加湿循環式のワインセラーの場合、外気温の影響を受けづらいそうですが36本収納で20万円前後。26本収納でも8万円弱。保障は1年だそうです。

 

しかし、酒屋さんいわく「今の冷蔵庫のサーモスタットをいじってもらって温度を上げるのが一番いいかも」とのこと。いじらなくとも、ワインを10年ほど保管するのなら大丈夫だそうです。

 

ちなみに業務用のワインセラーでも猛暑だとどうしても外気温の影響は受けてしまうとのことです。最適は自宅の地下を掘ってセラーにするのがいいんだそうですよ。地下セラーと業務用ワインセラーで保管していたワインだと、まったく同じものでも味が違ったそうです(ワインの先生談)。

 

というわけで、ワインを適温で飲むために、ちゃんと飲む30分前には冷蔵庫から出すことにしました。温度、絶対大事!

 

 

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